Git(ギット)はバージョン管理システムです。業界標準と言っていいぐらい、よく使われています。gitコマンド自体はCUIコマンドで、ターミナルで実行します。
数多くのサードパーティ製のGUIクライアントがあり、TortoiseGit(トータスギット)やATLASSIAN社のSourcetree(ソースツリー)が有名です。
実は、Gitには公式GUIのgit guiとgitkがあります。ほとんどの操作はgit gui、ブランチ履歴はgitkです。初心者向きとは言えませんが、ある程度Sourcetreeを使ったことがあるなら、問題なく操作できます。
ところが、Mac OS X標準のGitは、git guiやgitkが使えないです。git guiを使いたい場合は、homebrewでインストールします。
インストール前に、Mac標準Gitの場所とバージョンを確認しておきます。
$ which git
/usr/bin/git
$ git --version
git version 2.21.1 (Apple Git-122.3)
Code language: Bash (bash)
インストール
homebrewでインストールします。brew自体のアップデートで時間がかかる場合があります。
$ brew install git git-gui
Code language: Bash (bash)
whichコマンドでインストールされた場所を確認してください。また、バージョンも確認してください。
$ which git
/usr/local/bin/git
$ git --version
git version 2.25.2
Code language: Bash (bash)
アンインストール
homebrewでアンインストールします。
$ brew remove git git-gui
Uninstalling /usr/local/Cellar/git/2.25.2... (1,446 files, 43.9MB)
Uninstalling /usr/local/Cellar/git-gui/2.25.2... (79 files, 2.2MB)
Code language: Bash (bash)
使い方
gitリポジトリに移動してから、末尾に&をつけて、git gui を起動してください。
$ cd ~/projects/myapp
$ git gui &
Code language: Bash (bash)
ブランチ履歴を表示するには、メニューのリポジトリ>全てのブランチの履歴を見る、をクリックしてください。別のウィンドウにコミットグラフが表示されます。
または、ターミナルで 末尾に&をつけて、gitkを起動してください。
$ cd ~/projects/myapp
$ gitk &
Code language: Bash (bash)