cutコマンドでタブ区切りの1列目を取り出すには

タブ区切り

タブ区切りで、次のようなファイル tab1.txt があるとします。

$ cat tab1.txt 
1	Taro
2	Jiro

cutコマンドのデフォルトの区切り文字はタブです。タブ区切り場合は、-d オプションを指定しません。
1列目を取り出すには、-f オプションを指定します。

$ cut -f 1 tab1.txt 
1
2

2列目を取り出すには、-f オプションを指定します。

$ cut -f 2 tab1.txt 
Taro
Jiro

スペース区切り

スペース区切りで、次のようなファイル space1.txt があるとします。

$ cat space1.txt 
1 Taro
2 Jiro

-d オプションで、スペースを指定します。
1列目を取り出すには、-f オプションを指定します。

$ cut -d ' ' -f 1 space1.txt 
1
2Code language: JavaScript (javascript)

2列目を取り出すには、-f オプションを指定します。

$ cut -d ' ' -f 2 space1.txt 
Taro
JiroCode language: JavaScript (javascript)

1行目が見出し

タブ区切りで、1行めが見出しの、次のようなファイル tab2.txt があるとします。

$ cat tab2.txt 
num	name
1	Taro
2	Jiro

tab2.txtを自前のプログラムや別のコマンドで処理するとき、1行目の見出しが不要なことが多いです。1行めの見出しを読み飛ばして、2行目から取り出すには、tailコマンドを使います。

$ tail -n +2 tab2.txt 
1	Taro
2	Jiro

1列目を取り出すには

$ tail -n +2 tab2.txt | cut -f 1
1
2

2列目を取り出すには

$ tail -n +2 tab2.txt | cut -f 2
Taro
Jiro
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